
車は欲しいけど維持費に不安を持つ大学生は多いです。
選び方や手段を工夫すれば、学生でも無理なく車に乗ることは可能です。
大学生の生活にも慣れてバイトも始めたらお金に少し余裕ができて、「車が欲しい」と思う学生さんも多いようです。
僕の子供も同じで、街中で欲しい車を見つけると「乗るならあの車がいいなぁ」とよく言うようになりました。
たしかに、友達と遠出したり、アルバイト先が遠かったり、地元への帰省もラクにできたりして、車があれば行動範囲がグンと広がるのは事実です。
しかし、大学生が車を持つのは、正直「きつい」イメージがありませんか?
購入費や維持費はもちろん、実際に乗るまでの手続きなど考えることは多いのです。
この記事では車が欲しい学生に向けて、車を持つことのリアルな負担を解説し、対策のひとつとして注目されるカーリースについて解説します。
- 大学生が車を持つのは「維持費など金銭面」で厳しいと言われる理由
- 学生が車を持つメリット・デメリット
- 経済的に無理せず車を持つなら「カーリース(サブスク)」など選択肢がある
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それでは、なぜ車を持つのが厳しいのか詳しく見ていきましょう。
大学生が車を持つのはきつい?
車は買って終わりではないのです。その先にどのようなことがあるのかをしっかりと考えておく必要があります。
次の内容を十分理解し自分の生活に本当に必要なのかを見極めましょう。
①: 購入費の問題(初期に必要なお金)
車を手に入れるためには、まず購入費がかかります。
新車なら100万円以上、中古車でも数十万円する場合がほとんどです。
補足説明:新車や中古車の価格表示は本体の値段のみです。実際、購入して乗り出すまでには手続き費用などがかかります。車検の要否にもよりますが、だいたい20万円程度は表示価格に上乗せされると考えておきましょう。
あなたがアルバイトで稼げる金額や、奨学金・仕送りの有無を考えると、初期費用だけでもハードルが高いですよね。
②: 維持費の問題(維持に必要なお金)
さらに見落としがちなのが維持費です。車を持っている限り、以下の出費がずっと続きます。
- ガソリン代:通学や買い物、遊びで乗るたびにかかります。
- 駐車場代:住んでいるところが賃貸であればほとんどのケースで駐車場代がかかります。
- 任意保険料:自動車事故に備えて任意とはいえ保険に入っておくことが一般的です。
※年齢が若いほど保険料が割高になります。 - 税金(自動車税等):毎年5月頃に必ず支払う税金がある。
- 車検費用:2年毎の車検代
- 日常メンテナンス費用:
5000km走行を目安にオイル交換。
タイヤ・バッテリーなどの消耗品も適宜交換が必要です。
補足情報:これらは概算です。地域や年齢、車両状況により上下する可能性があります
・ガソリン代:6,000円/月
※走行距離500km/月
※ガソリン代:180円、燃費15km/L
・駐車場代:月5,000円/月
※地方のアパートでの駐車場料金
・任意保険:約10,000円/月
※車両保険付き
※対人・対物無制限保証
・税金(自動車税):10,800円/年
※軽自動車の税金
※普通車は排気量で価格が変わります
・車検費用:2年毎に10万円前後の費用
・日常メンテナンス費用:
オイル交換1回 3000円
タイヤ交換4本 50,000円など
「こんなに維持費がかかるのか」とびっくりしたのではないでしょうか。
親からの仕送りも生活費で消えてしまうし「車の維持費まで払えるか心配」ですよね。
それでも必要かどうかを見極めるため、車に乗る機会がどの程度あるかを見ていきましょう。
②: 実は乗る機会が少ない?
「大学は車通学禁止」というところも多いです。実際に車を使うのは週末や長期休暇など、ちょっと遠出をしたいときだけではないですか?
都会の大学に通っている人なら、電車やバスが頻度良くあるので公共交通機関で十分です。
あまり車に乗らないのに、毎月数万円の維持費を払うのはコスパが良いとは言えません。
一方、地方の大学だとバスや電車が少なく、車があると格段に便利になります。
交通手段として車が必要なら、「きつい」と思っても車を持ちたいですよね。
このように、頻繁に乗らないとコスト高で、頻繁に乗るならガソリンやメンテナンスで維持費が増えるという車を持つとお金はどちらにしろかかります。
これらを参考に車が本当に必要か見極めると良いでしょう。
③:事故やトラブルのリスク
初心者ドライバーはどうしても事故リスクが高くなりがちです。
任意保険料も若年層ほど高めに設定されるのは、この事故率に基づいているためです。
車をぶつけたり、事故を起こしてしまうと、予想外の修理代が発生します。
少ないお小遣いから出すには大ダメージですし、下手すると親に泣きつくことになります。
そうしたトラブルが起こりやすいのも懸念材料ですね。
車を持つことによる厳しい話をしてきましたが、メリットも当然ありますので、詳しく見ていきましょう。
大学生が車を持つメリット
車を持つのは「きつい」とはいえ、大学生にとって車を持つメリットも多数あります。
自分の生活にどのような影響があるか想像してみましょう。
①:行動範囲が広がる
車を持つと行動範囲が広がるとよくいわれますが、次ようなケースでは「車があってよかった」と感じる瞬間です。
このように、車があるだけで、自分の生活スタイルを大きく変えられるのは大きな魅力です。
②:大荷物でもラクラク
さらに車は荷物を簡単に運べるという特徴もあります。
サークルやイベントなどで、荷物を運んだり、同級生に頼まれて家具を運ぶこともあるかもしれません。
電車やバスだと大変ですが、車なら荷物を積んで一気に移動できます。
車に乗る範囲であれば、荷物の量や重さを気にしなくていいのは助かります。
道具の多い運動サークルや楽器を運搬する音楽系サークルなど、荷物が多い人ほど車を欲しくなるかもしれませんね。
③:社会人を見据えた運転スキル
そして、若いうちから運転に慣れておけば、社会人になってから「ペーパードライバーで不安…」という状況を避けられます。
就職先によっては地方赴任や営業車利用がある場合もありますし、早めに運転経験を積んでおくことは将来のためになるでしょう。
ここまで読み進めてきたあなたは、「やっぱり車は必要だ」と感じていますよね。実は車は買うだけが選択肢ではないんです。次はそれを解説していきます。
3.無理なく車を利用する4つの選択肢
「それでも車のある生活がしたい!」「通学やバイトでどうしても車が必要」という場合、必ずしも購入にこだわる必要はありません。
最近は車の持ち方の多様化が進んでおり、代表的な4つの選択肢を見ていきます。
①:中古車の安い軽自動車を購入
大学在学中の数年間だけ乗るつもりであれば、中古の安い軽自動車を買うのも有効な手段です。
中古車を購入した場合のメリット・デメリットは下記の通りです。
メリット:
デメリット:
中古なら数十万円台でも、大学の近くの中古車販売店で見つかるかもしれません。
ただし、中古車なので多少の汚れや、年式の古さゆえの故障リスクは想定しておきましょう。
②:カーシェアやレンタカーを使う
週末や旅行のときだけ車が必要なら、カーシェアやレンタカーでまかなう方法もあります。
カーシェアやレンタカーを利用した場合のメリット・デメリットは下記の通りです。
メリット:
デメリット:
車を所持していないので普段は支出ゼロですが、乗りたい時にすぐに乗れないのはストレスを感じます。
地方の大学生は、通学などの交通手段に車を毎日使いたいので、カーシェアやレンタカーはあまりおすすめできません。
③:親や知人の車を借りる
実家暮らしの人なら、親の車を共有させてもらうのがもっとも安上がりです。
ガソリン代だけ自分で払うなどルールを決めれば、毎月の維持費を気にしなくて済みます。
ただし、保険(運転者限定特約)がどう設定されているか要チェックです。
家族限定でなければ乗れない場合や、年齢条件が設定されていると、あなたが乗っている時に事故に遭っても任意保険料が使えないケースもあります。事前に親子で話し合いましょう。
④:カーリースを利用する
そして近年人気を集めているのが、個人向けの「カーリース(サブスク)」です。
月々定額の料金を支払って、リース会社の車を借りるサービスですね。
なぜカーリースが大学生にも注目されているのでしょうか?カーリースの仕組みは少しわかりにくいので以下で詳しく説明します。
4.なぜカーリースが大学生でも無理なく乗れる方法なの?
車は「買うもの」というイメージが強いですが、サブスクリプション方式が当たり前になった今の時代、車も「借りる」人が増えています。
カーリースは、一言でいえば「車をサブスクする」イメージです。
一定期間の契約を結び、毎月の定額料金さえ払えば維持費込で車が手に入る仕組みです。
①:初期費用・頭金が不要
多くのカーリースでは頭金が不要です。
普通に車を買おうとすると、頭金数十万円を最初に払わないと毎月のローン返済が高額になるものですが、リースなら最初のドカンとした出費がありません。
大学生にとって、この初期費用を抑えられるのは嬉しいポイントです。
②:維持費コミコミで予算管理しやすい
カーリースプランによっては、税金(自動車税・重量税など)や自賠責保険、車検費用がすべて月額に含まれているものがあります。
これなら突発的な出費もなく、月額料金一定で支払いが済みます。
「月々何万円までなら払える」という予算管理がしやすいため、バイト代をベースにやりくりを考えやすいのが魅力です。
③:自分名義のローンを組む必要がない
カーリースはあくまで「リース」であり、所有者はリース会社。
あなたが学生だと連帯保証人がいればOKの場合も多く、購入する場合のローン審査ほど厳しくないところもあります。
補足説明:カーリースは会社によってサービス条件が異なるので契約の際によく確認しておきましょう。
「買う」のハードルが高い人でも「借りる」なら比較的利用しやすいのがカーリースの利点のひとつです。
④:大学生生活だけの短期利用にも対応
リース期間は数年単位になります。
たとえば「大学在学中の4年間だけ乗りたい」と考えるなら、あえて4~5年のリースにして卒業後に返却する手もあります。
車を所有してしまうと「就職で引っ越す」「都市部に配属され電車移動メイン」になったとき、車をどう処分するか悩むことになります。
リースなら契約満了で返却し、スッキリ身軽になれるのです。
5.カーリースを選ぶときのポイント
カーリースを利用する際、いくつかチェックしておきたいポイントがあります。
また専門用語が多く、最初はわかりにくいと思いますので別の記事で詳しく説明しています。
✅カーリースの基礎知識を学んでから、リース会社を選ぶことをおすすめします。
✅そして大学生活で車の維持費に困ることがないよう、次の記事も読んでおきましょう。
6. 大学生の車事情:最終的には“必要性”と“予算”のバランス
結局、「大学生が車を持つのはきついか?」という疑問に対しては、「状況による」という答えしかありません。
そのうえ、車の持ち方にもいろいろあり、あなたの生活に合うスタイルを見つけるほかありません。
ただし、繰り返しになりますが、大学生にとって最大の問題は維持費です。
これらを踏まえて、「やっぱり厳しいからもう少し我慢しよう」「リースならなんとか手が届きそう」など、無理のない選択をするのがベストです。
7. まとめ
大学生が車を欲しがるのは、それだけ車を持つことへの魅力がある証拠です。
一方で、購入費や維持費などのお金に悩む学生が多いのも事実です。
おさらいですが、下の4つの手段を利用すれば、学生でも無理なく車に乗ることができます。
- 中古軽の安い車を見極めて買う
- カーシェアやレンタカーで必要なときだけ利用する
- 家族の車を上手に借りる
- カーリースを活用して月額定額で管理する
特に、最近注目されているカーリースは、初期費用や維持費の管理がしやすく、大学生にとってもハードルが下がった方法といえます。
もちろん学生の契約には、親に保証人になってもらうなど協力してもらう必要があります。
大学生活は貴重な時間です。車があることで得られる楽しさや経験はたくさんありますが、同時に金銭的な負担もしっかり考慮しなければなりません。
どんな形であれ、後悔しない選択をするために、まずは情報を集めて家族と相談してみてください。
そうすれば、「勢いで買っちゃったけどお金が回らない!」と後悔することも避けられるはず。
あなたに合った車の持ち方を見つけて、充実した大学生活を送れることを応援しています。
僕がおすすめするカーリースは「SOMPOで乗ーるで維持費の悩みを解決」にまとめていますので参考にしてみてください。